ブラックジャックは一見すると運に左右されるゲームのように思えますが、実は勝利への鍵を握る戦略が存在します。
正しい必勝法とポイントを理解すれば、単なる運任せではなく、計算と冷静な判断によって勝率を大きく向上させることが可能です。
ブラックジャックをプレイする際は、最低限の必勝法やコツをしっかり押さえておきましょう。
本記事では、
- ブラックジャックを楽しむために知っておきたい重要な必勝法
- 行動の判断がひと目で分かるベーシックストラテジー表
- 効果的なベット方法
など、ブラックジャック攻略のすべてを詳しく解説します。
ブラックジャックのルール
ブラックジャックは、ディーラーとの対戦形式で、手札の合計点を21に近づけることを目指すカジノゲームです。
カードの数値は、
- 2~10はそのまま
- 絵札は10
- エースは1または11
として計算します。
21を超えると「バースト」となり負けです。
ゲームの流れは、まずプレイヤーとディーラーに2枚ずつカードが配られます。
その後、プレイヤーは「ヒット(カードを引く)」か「スタンド(引かない)」を選択して手札を調整します。
一方、ディーラーは原則として17以上になるまでカードを引き続けます。
ディーラーとプレイヤーの手札を比べ、21に近い方が勝利します。
同点の場合は引き分けです。また、最初の2枚の合計が21の場合、それを「ブラックジャック」と呼び、通常の勝利よりも高配当が得られるのが特徴です。
以下はブラックジャックのアクションを表でまとめました。
アクション | 意味 |
---|---|
ヒット | カードを引く |
スタンド | そのカードで勝負する |
ダブルダウン | 掛け金を2倍にして一枚だけヒット(ヒットしないこともできない) |
スプリット | 最初に配られたカードの数字が同じだった場合、配られたカードを分けて勝負できる |
サレンダー | 最初に配られたカードとディーラーのカードを見て降参し、掛け金の半分を戻せる |
ほか、一部のブラックジャックでしか行えない「インシュアランス」というアクションもあります。
ブラックジャックのインシュアランスは、ディーラーのアップカードがエースの場合に利用できる保険ベットです。
ディーラーがブラックジャックになる可能性に備えて、初期ベットの半額を追加で賭けます。
ディーラーがブラックジャックの場合、インシュアランスが2倍の配当を得られますが、それ以外の場合は失います。
リスクが高いため、基本戦略では使用を控えるのが一般的です。
初心者はまずこれを覚えて!アクション早見表
ブラックジャックで勝つためには、ヒット、スタンド、スプリットといったアクションを手札の合計値に応じて正しく判断することが重要です。
それぞれの手札に対して最適なアクションを理解し、戦略的にプレイすることで勝率を高めましょう。
以下に、手札の合計値ごとに最適なアクションをまとめた表をご用意しましたので、ぜひ参考にしてください。
ブラックジャックの合計点数 | アクション |
---|---|
17〜21 | スタンド |
12〜16 | ディーラーが2~6 →スタンド ディーラーが7~10・A →ヒット |
11以下 | ヒット |
ブラックジャック必勝法①11以下はヒット一択
11以下の点数でヒットする場合、カードの最大値は10点なので、21点を超えてバーストすることはありません。
一方で、そのままスタンドしてしまうと勝利の可能性が極めて低いため、ヒットを選ぶのがブラックジャック攻略の基本戦略です。
セーブの範囲内でより強いハンドを作れるため、ヒット一択ですね。
ブラックジャック必勝法②12〜16は「ディーラーのカードで判断」
ブラックジャックでは、手札の合計点数が12~16の場合、「ディーラーのカードを見て判断する」ことが重要です。
この点数帯は、バーストするリスクと負けるリスクの両方があるため、慎重な判断が求められる難しい局面です。
ディーラーの点数が2~6の場合:スタンドが最適
ディーラーの点数が2~6の場合は、「スタンド」を選ぶのが基本戦略です。
なぜなら、ディーラーは17以上になるまでカードを引き続ける必要があり、その過程でバーストする確率が高いためです。
例えば、2枚目に10点のカードが出た場合でも、ディーラーの点数は17に達しないため、さらにカードを引く必要があります。
こうしたリスクを考慮すると、この状況では自分がカードを引かずにディーラーのバーストを待つ方が有利です。
ディーラーの点数が7~10またはAの場合:ヒットが最適
一方、ディーラーの点数が7~10、またはAの場合は、「ヒット」を選ぶのがベストです。
このケースでは、ディーラーが次に10点のカードを引くと17~21で勝負が確定し、新たにカードを引く必要がなくなります。
そのため、ディーラーがバーストする可能性は低く、自分がスタンドしても勝てる確率は極めて低いのです。
こうした状況では、リスクを取って「ヒット」で点数を高める方が、勝利への可能性を広げられます。
ブラックジャック必勝法③17〜21の場合は「スタンド」
ブラックジャックでは、手札の合計点数が17~21の場合、「スタンド」を選ぶのが基本戦略です。
この点数帯は十分に勝てる可能性が高く、さらにカードを引くとバーストするリスクが非常に高まるためです。
手札の点数が17以上の場合、ヒットを選択すると以下のようなバースト確率があります。
合計点数 | バースト確率 |
---|---|
17 | 68% |
18 | 76% |
19 | 84% |
20 | 92% |
17点からバースト確率は急激に高まり、20点では92%に達します。
このリスクを考えると、17~21の点数ではスタンドを選ぶのが勝率を維持するための最適なアクションと言えます。
合計点数が15または16の場合は、ヒットするとバースト確率がそれぞれ54%と60%と高いものの、スタンドを選んだ場合でも負ける可能性が残ります。
このような中間的な点数では、ディーラーのアップカードに応じてアクションを変えることが重要です。
たとえば、ディーラーの点数が低い場合はスタンドでバーストを待つ、高い場合はリスクを取ってヒットを選ぶ、といった柔軟な判断が求められます。
ブラックジャックでスプリットするタイミング
スプリットとは、最初に配られた2枚の同じカードを分けて、それぞれ独立した手札として新たにゲームを進めるアクションです。
スプリットを上手に活用することで、勝率を大きく向上させることができます。
とはいえ、どんなペアでスプリットしても勝率が高くなるわけではありません。
基本的に、「A」が2枚、または「8」が2枚配られた場合は、「スプリット」を選んだほうが勝ちやすいです。
AAの場合
Aを2枚のままプレイすると合計点数は「2」か「12」となり、どちらも弱いハンドで勝てる可能性が低いです。
そこでスプリットすることで、それぞれの手札が「A」からスタートし、ブラックジャック(21点)の成立確率を高めることができます。
そのため、「AA」の場合は迷わずスプリットを選びましょう。
88の場合
8が2枚の場合、合計点数は「16」となり、スタンドしても負ける可能性が高く、ヒットするとバーストするリスクが上昇します。
一方でスプリットを行えば、それぞれの手札が「8」から始まり、最大値の「10」を引いても合計点数は18となり、バーストのリスクを回避できます。
このため、「88」の場合もスプリットが最適な選択です。
ブラックジャックでダブルダウンをするタイミング
ダブルダウンは、最初の2枚のカードが配られた後に賭け金を2倍に増やし、1回だけ追加のカードを引くアクションです。
リスクを伴いますが、勝てる可能性が高い状況で賭け金を増やし、大きなリターンを狙える戦略です。
次に、ダブルダウンで攻めるタイミングを解説します。
合計点数が11点の場合
手札の合計点数が11点の場合は、ダブルダウンの絶好のタイミングです。
この場合、次に引くカードが10点(絵札や10)であれば21点となり、ブラックジャックで最強の手札を作れる可能性が非常に高くなります。
そのため、リスクを取りながらも大きなチャンスを狙える場面と言えます。
A(エース)が手札にある場合
エースは1としても11としてもカウントできるため、バーストのリスクがゼロです。
この柔軟性を活かし、ダブルダウンを選択することで、高い点数を目指しつつ、安全に賭け金を増やすことができます。
特にAと6の組み合わせ(ソフト17)のような状況では、次に10点を引いた場合に21点に近づけるため、ダブルダウンが有効です。
注意点として、ダブルダウンを行う際は、バーストのリスクがない手札で行うことが重要です。
例えば、合計点数が12以上の手札でダブルダウンを選ぶと、次に10点を引いてバーストする可能性が高まり、リスクが大きすぎる選択となります。
ブラックジャック攻略法①カウンティング
カウンティングは、場に出たカードを記憶(またはメモ)することで、シュー内に残っているカードを予測し、自分のアクションに活かすブラックジャックの必勝法です。
*シューとは、ディーラーがカードを引くためのデッキのことを指します。
ブラックジャックでは、一度使用されたカードはシューに戻されないため、シュー内に残るカードに偏りが生じます。
この偏りを把握することで、ゲームの進行に応じた戦略を立てることが可能です。
カウンティングを活用すれば、手札のアクションをより的確に判断できるようになり、勝率を大幅に上げることが期待できます。
ただし、カウンティングは非常に高度な技術を要するため、初心者には少しハードルが高い必勝法です。
また、カジノによってはカウンティングを禁止している場合もあるため、利用する際はそのルールに注意が必要です。
ブラックジャック攻略法②ベーシックストラテジー
ベーシックストラテジーは、プレイヤーの手札の合計点数とディーラーのアップカードをもとに、最も高い勝率が期待できるアクションを示したガイドラインです。
この戦略表を活用することで、難しい判断が求められる場面でも最適なアクションを選びやすくなります。
ベーシックストラテジーは、以下の3タイプの表に分けてまとめられています:
- ハードハンド(エースを含まない手札)
- ソフトハンド(エースを含む手札)
- ペアハンド(同じ数字のカードが2枚)
これらは、ブラックジャックの「カンニングペーパー」のようなものです。
初心者のうちは、この表を確認しながらプレイすることで、効率的に最適なアクションを選択できるようになります。
慣れるまでは、ゲーム中に表を参考にしながらアクションを選ぶことをおすすめします。
プレイを重ねるうちに自然と覚えられるので、無理に暗記しようとせず、まずは実戦で活用してみましょう。
ブラックジャック攻略法③システムベット
ここからは、ブラックジャックで活用できるシステムベット(=チップコントロール)を紹介します。
これらのシステムベットをブラックジャック必勝法やベーシックストラテジーと組み合わせることで、資金を計画的に増やす可能性を大きく引き上げることができます。
グッドマン法
グッドマン法(別名:1235法)は、勝利したときに賭け金を「1、2、3、5」の順に段階的に増やし、負けたら1に戻すシンプルな賭け金管理法です。
この戦略は、連勝時に利益を最大化しながらも、賭け金の増加を抑えることで大きな損失を避けることを目的としています。
例えば、$1からスタートした場合の流れは以下の通りです:
- 1回目に勝利 → 賭け金を$2に増やす
- 2回目に勝利 → 賭け金を$3に増やす
- 3回目に勝利 → 賭け金を$5に増やす
- 負けたら、再び$1に戻す
この方法を使うことで、例えば4連勝した場合、フラットベット(賭け金を一定に保つ方法)なら利益は$4に留まりますが、グッドマン法では$11の利益が得られるという大きなメリットがあります。
グッドマン法は連勝を活かした戦略のため、序盤に連勝して早めに利益を確定させたいプレイヤーに適しています。
また、「ゲーム序盤で勝てるが、調子に乗ると負けが増える」というタイプの人にもおすすめの手法です。
メリット | デメリット |
---|---|
賭け金の増加が緩やかで、大きな損失を防げる 序盤に連勝できれば、その後連敗しても利益が残る。 急激な賭け金の変動がないため、心理的負担が少ない。 | 連勝が必須のため、連敗が続くと利益が得られない。 他の投資法に比べて、利益の規模が大きくない。 |
ウィナーズ法
ウィナーズ法は、連敗時の損失を一気に取り返すのではなく、徐々に回収しながら利益を積み上げることを目的とした賭け金管理法です。
独自の賭け金設定ルールが特徴で、運用にはメモを活用することが推奨されます。
ウィナーズ投資法は、2連敗した後の次ゲームからスタートします。
具体的には、2連敗後に賭けを開始し、負けた額の2倍を賭け続けることで利益を狙います。
どこかで連勝を重ねることができれば、損失を回収しつつ利益を確保できます。
一方で、連勝がない場合は運用が長期化する可能性があります。賭け金の増加が緩やかであるため、少額資金からでも始められるのが利点です。
メリット | デメリット |
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勝率が5分でも利益が出る仕組み 1サイクル終了時点で利益確定 賭け金が急激に増えない | 勝ち負けが交互に続くと損失が増える 連勝がなければ利益を出せない |
10%投資法
10%投資法では、ゲームごとに自己資金の10%を賭け金として設定します。
連勝すれば自己資金が増加し、それに応じて賭け金も増えるため、勝ち続けたときに利益が大きく伸びます。
一方、連敗が続けば自己資金が減少するため、賭け金も小さくなり、損失を最小限に抑えることができます。
常に自己資金に見合った賭け金でプレイできるため、無理のない範囲でゲームを楽しむことが可能です。
メリット | デメリット |
---|---|
連勝時に利益が大きく増える 負けが続いてもリスクが抑えられる 冷静な資金運用が可能 | 勝敗が五分の場合、利益が出にくい 計算が面倒 |
必勝法でブラックジャックで勝ってみよう!
ブラックジャックは単なる運任せではなく、戦略を駆使することで勝率を高めることができるゲームです。
本記事では、基本ルールから必勝法、そして資金管理法までを包括的に解説しました。
この記事の内容を実践に活かし、効率的かつ楽しみながらプレイを進めましょう!