バカラは、カジノゲームの中でもシンプルなルールと奥深い戦略性で世界中のプレイヤーに愛されています。
その中でも「絞り」という特別な楽しみ方が、ゲームをさらに盛り上げてくれます。
カードの一部を慎重にめくり、運命の結果に一喜一憂する「絞り」の瞬間は、プレイヤーにとって忘れられない体験となるでしょう。
本記事では、バカラの「絞り」にフォーカスを当て、その方法や楽しみ方、さらにプレイを安全かつ効果的に行うためのポイントを詳しく解説します。
バカラの絞りとは?
バカラの「絞り」とは、配られたカードを少しずつ慎重にめくり、その瞬間の緊張感と期待を楽しむ演出のことを指します。
「ただカードをめくるだけじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、この「ジワジワとめくる」という行為こそが、バカラの醍醐味のひとつと言っても過言ではありません。
バカラでは、最初に配られる2枚のカードで勝敗が決まることが多く、プレイヤーにとってその合計値が「9」に近いかどうかが運命を左右します。
そのため、各カードが持つ意味や結果への期待は非常に大きく、一枚一枚をめくる行為そのものが特別な体験となります。
絞り(スクイーズ)は、そうしたプレイヤーの想いを表現し、ゲームにさらなるスリルと魅力を与える重要な演出なのです。
絞りを行う人は最高額ベットした人
バカラの絞りは、テーブル内で最高額をベットした人に権利が与えられます。
バンカー、プレイヤー、タイのどこにベットしていても絞りの権利は与えられますが、タイはベット額の上限が低いため権利を得るのは難しいです。
最高額をベットしたプレイヤーが複数いる場合は、勝ちが続いている人や運の良さそうな人が絞りを行うという暗黙の了解があります。
また、絞りの権利は他の人に譲ることもできます。
絞りを行うタイミング
スクイーズのタイミングは、伏せられたカードが勝敗を左右する時に行います。
例えば、バンカーに最初に配られた2枚が「6」でプレイヤーに配られた2枚の合計が「3」の時などです。
次に引くカード次第でプレイヤーが勝つか負けるか決まる瀬戸際でスクイーズは行われます。
なお、オンラインカジノではカードを絞れる「バカラスクイーズ」が存在するので、興味があればぜひ遊んでみてください。
バカラの絞りのやり方
バカラのカードの絞り方については、ルールなどはありません。
絞り方は人それぞれで、ただゆっくりめくる人もいれば、カードに願いを込めながらさすったり、大声を上げながらめくる人もいます。
バカラの絞りの基本となるめくり方は「縦絞り・横絞り」の2種類です。たまに「斜め絞り」というのもあります。
最もよく見る絞り方でもありますので、この3つをご紹介していきます。
縦絞り
縦から絞りを行う際は、カードの端を摘み、カードの4分の1程度を裏返してゆっくりとめくります。
この作業でカードの種類や数字を推測することが可能です。以下は状況ごとの見極め方を解説します。
マークなしの場合
縦に絞ったとき、カードの中央付近にマークが見えない場合は、そのカードが数字「1」であることが確定します。
- 対処:この時点で絞りを終了し、カード全体を裏返して数字を確認しましょう。
絵札の場合
縦に絞った段階で、カードが絵札(ジャック、クイーン、キング)であることが判明する場合があります。絵札は縦に配置されたマークがなく、絵の一部が見えるためすぐに判別可能です。
- 対処:絞りを終了し、カード全体をめくって結果を確認してください。
マークが1つの場合
カードを縦に絞った際、マークが1つだけ見えた場合、そのカードは2か3のどちらかである可能性が高いです。
- 判断方法:
- 真ん中まで絞り、中央にマークがあるかどうかを確認します。
- マークが中央にあれば「2」、なければ「3」と判別できます。
マークが2つの場合(アシ、アシあり)
絞りでマークが2つ見えた場合、数字が「4」から「10」のいずれかであることが分かります。この時点では、縦からだけでは確定できないため、横からの絞りに移行する必要があります。
- 絞り方の注意点:
- 親指で数字部分をしっかり隠しておくこと。隠さないと数字が見えてしまい、絞りの緊張感が損なわれます。
- 丁寧に横向きに絞りながら、マークの位置を確認していきます。
横絞り
縦の絞りでカードの数字が確定しない場合、次に横からの絞りで数字を確認します。
横の絞りも緊張感を楽しむ重要なプロセスで、カードをさらに慎重にめくることが求められます。
横から絞る方法は、カードの端を摘み、3分の1から半分程度までゆっくりとめくります。
見えてくるマークの数を確認し、それに応じてカードの数字を判断します。
マークが2つの場合(ツーサイド)
- 候補数字:4または5
- 判別方法:中央まで絞り、マークの有無を確認します。
- マークが中央にあれば「5」、なければ「4」と判定されます。
マークが3つの場合(スリーサイド)
- 候補数字:6、7、8
- 判別方法:
- 中央まで絞り、真ん中のマークの数を確認します。
- マークがなければ「6」
- マークが1つあれば「7」
- マークが2つあれば「8」
- 中央まで絞り、真ん中のマークの数を確認します。
マークが4つの場合(フォーサイド)
- 候補数字:9または10
- 判別方法:中央まで絞り、マークの数を確認します。
- マークが中央にあれば「10」、なければ「9」となります。
斜め絞り
最後に紹介するのは斜め絞りです。この方法でも、カードの数字部分をしっかり隠すことを忘れないようにしましょう。斜め絞りでは、カードの中央部分にマークがあるかどうかを確認するのがポイントです。
たとえば、マークが2つ見えている、いわゆる「足あり」の状態の場合、斜めに絞ることで中央にマークがあるかどうかをチェックできます。
- 中央にマークが見えれば「5」
- 中央にマークがなければ「4」
これにより、カードの数字を断定することが可能です。
さらに、バカラの絞りにはこれだけでなく、複数の絞り方を組み合わせる方法もあります。
今回紹介した縦絞り・横絞り・斜め絞りを状況に応じて使い分けたり組み合わせたりすることで、より緊張感を演出し、バカラの醍醐味を存分に楽しむことができます。
練習を重ねて自分に合った絞り方を身につけましょう!
オンラインカジノの絞り
オンラインカジノでも絞りの楽しみを味わえるよう、工夫されたバカラゲームが数多く提供されています。
実際にカードを触ることはできませんが、画面上で絞りの動作を再現できる機能が搭載されているゲームがあります。
このような機能は特にライブディーラー形式のバカラで人気が高く、臨場感とスリルを感じながらプレイできるのが特徴です。
例えば、画面上でカードをドラッグして少しずつめくる動作を行い、徐々にカードの内容が表示される仕様になっています。
これにより、本場のカジノと同じような緊張感を味わうことが可能です。
また、一部のオンラインカジノでは、プレイヤー自身が絞りを操作できる「コントロールスクイーズ」形式と、ディーラーが絞る様子を楽しむ「スクイーズバカラ」の2種類が用意されています。
オンラインカジノでの絞りの魅力は、場所を問わず体験できる点です。
自宅や外出先でも簡単にアクセスでき、本場のカジノに足を運ぶことなく絞り特有のスリルを楽しめます。
特にリアルタイムで進行するライブディーラーのゲームは、他のプレイヤーと結果を共有できるため、臨場感と一体感が高まり、オンラインならではの楽しみ方が広がります。
バカラの絞りは無意味なのか?
一見すると、「絞り」という行為はカードをゆっくりめくるだけの行動に思えるかもしれません。
そのため、「ゲームの結果が変わらないのだから、絞りは無意味では?」と感じる方もいるでしょう。
しかし、実際には絞りにはバカラをより深く楽しむための重要な要素が含まれています。
絞りの「無意味」と感じる理由
ゲーム結果に影響しない
バカラは配られたカードによって勝敗が決まるゲームであり、絞りの有無が結果に直接影響することはありません。
そのため、効率を重視するプレイヤーにとっては「無駄な行為」に思えることもあります。
時間を消費する
絞りはゆっくりカードをめくるため、ゲームの進行が遅れることがあります。
特にカジノの高速なゲーム進行に慣れている人には「無意味」と映る場合もあります。
絞りを行うメリット
絞りは、カードの結果が判明するまでの緊張感を最大限に引き出す行為です。
このスリルがバカラの魅力をさらに高めてくれるため、多くのプレイヤーが絞りを楽しんでいます。
カジノのテーブルでは、他のプレイヤーと一緒に絞りの結果を見守ることで、一体感や連帯感が生まれることがあります。
特に高額ベットが絡む場面では、絞りによる盛り上がりがゲームをさらに熱くします。
スピード重視の方は「ミニバカラ」「スピードバカラ」などの絞りなしのバカラを利用しましょう。
バカラの絞りにおけるマナー
バカラの「絞り」はゲームの緊張感を高める楽しみ方ですが、本場のカジノでは複数のプレイヤーとテーブルを共有するため、マナーを守ることが大切です。
ここでは、絞りを行う際の注意点と知っておくべきマナーを詳しく解説します。
時間ギリギリのベットで絞り権を狙うのはNG
絞りの権利を得るために、他人のベットを確認してギリギリでベットを行う行為は避けましょう。
カジノでは他のプレイヤーへの配慮が重要です。みんな同じようなことを繰り返したら、ゲームはなかなか始まらないでしょう。
ベット額が他のプレイヤーと同じ場合、ディーラーが絞りの指定を行うため、焦らず順番を待つのが賢明です。
絞りに時間をかけすぎたり適当に捲るのは避ける
絞りをする際には、カードをゆっくり丁寧にめくるのが基本ですが、時間をかけすぎたり投げやりに捲る行為は他のプレイヤーの楽しみを損なう可能性があります。
特に1枚目が絵札など大きな意味を持たない場合、無駄に時間をかけるのは避けましょう。
テーブル全体の雰囲気を壊さないよう配慮を心がけてください。
他人の絞りにヤジを飛ばすのは厳禁
他のプレイヤーが絞りを行っている際にヤジを飛ばすのは厳禁です。
負けが込んでいたり絞る機会が少なくても、冷静で紳士的な態度を保つことが重要です。
マナーが悪い行為を続けると、カジノの警備員によって退場を命じられる可能性もあります。
ツイている人に絞りを譲るのも一つの選択
最高額ベットが基本的に絞りの権利を得ますが、連勝しているプレイヤーに絞りを任せることが暗黙の了解として行われることもあります。
雰囲気を大切にしましょう。
絞らないバカラもある?
本場のカジノでバカラを楽しむ際、多くのテーブルでプレイヤーがカードを絞ることができますが、例外も存在します。
一部のテーブルでは、プレイヤーではなくディーラーがすべてのカードを絞る形式が採用されていることがあります。
この場合、プレイヤーが直接絞ることはできず、ディーラーが慎重にカードをめくる様子を楽しむ形になります。
また、座席順やディーラーの指名によって絞る人が決められる場合もあるため、テーブルのルールに従う必要があります。
さらに、スタンドアローン型のゲーム筐体「ビデオバカラ」などでは、電子ゲームとしてバカラが進行するため、カードを物理的に絞ることはできません。
画面をタッチして結果を確認する形式となり、絞りのスリルを楽しむことはできない仕様です。
オンラインカジノの場合、「スピードバカラ」や「ミニバカラ」などの絞らないバカラで遊べます。
これらのバカラの特徴は、比較的に低い金額でベット可能で、スピード重視のプレイヤーにピッタリです。
ちなみに、通常のオンラインバカラにおいて、同じテーブルでもディーラーの個人差によって絞りあり・なし両方あるの場合があります。
こうした背景から、カジノのすべてのバカラゲームでカードを絞れるわけではないことを覚えておきましょう。
プレイ前にテーブルのルールを確認することが大切です。
まとめ
バカラの絞りは、その緊張感と高揚感を存分に味わえる、バカラならではの醍醐味です。
一枚一枚のカードを慎重にめくりながら、結果を予想するスリルは、他のカジノゲームにはない特別な体験をもたらします。
しかし、気分が高揚しすぎてしまうと、特に本場のカジノではマナー違反に繋がる場合もあるため注意が必要です。
一方で、オンラインカジノでは、他のプレイヤーやディーラーに気を遣う必要がないため、自由に絞りを楽しむことができます。
自宅でリラックスしながら、カードをじっくりと絞ることで、バカラの魅力を最大限に体感することができるでしょう。
オンラインならではの気軽さで、絞りの楽しさを存分に味わってみてはいかがでしょうか。