ルーレットは、カジノの代表的なゲームの一つです。
一見運任せのですが、実は賭け金額を計画的に変更することで、勝率を向上させる効果も期待できます。
そこで、今回は「モンテカルロ法」というルーレット攻略でよく使われる攻略法を紹介していきます。
この記事では、モンテカルロ法の特徴や実践方法、メリット・デメリット、そして実際の勝率アップにつながるポイントを詳しく解説します。
モンテカルロ法とは?
モンテカルロ法は、有名なシステムベットの一つです。その名前の由来は、モナコ公国のモンテカルロ地区にあるカジノから来ています。
実はこのモンテカルロ法、カジノを潰すほどの威力があったという伝説が残っているほどの攻略法なんです。
ただし、一攫千金を狙うような派手な手法ではなく、着実に利益を積み上げていく地道な戦略です。
ルーレットでモンテカルロ法を活用する場合、以下の2つの方法があります:
・2倍配当を狙う方法
・3倍配当を狙う方法
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
ルーレットでモンテカルロ法を使う基本手順
モンテカルロ法は、数列を使った独特の攻略法です。基本的な手順を見ていきましょう。
準備するもの
- メモ帳とペン(オンラインカジノならスマートフォンのメモ機能でもOK)
- ある程度の軍資金(最初のベット額の20倍程度を推奨)
基本となる数列
まず、「1・2・3」という3つの数字を書き出します。
この数列が、モンテカルロ法の始まりとなります。
ベット額の決め方 両端の数字を足した金額をベットします。
例えば、「1・2・3」なら、1+3=4で4ドル(または4単位)をベットすることになります。
- 勝った場合:数列の両端から2つずつ数字を消します
- 負けた場合:直前のベット額を新しい数字として右端に追加します
例えば:
【1回目】1・2・3で両端の1+3=4をベット
- 勝利→数列が全て消えて終了
- 敗北→4を追加して「1・2・3・4」となる
【2回目】1・2・3・4で両端の1+4=5をベット
- 勝利→両端2つずつ消えて「2・3」が残る
- 敗北→5を追加して「1・2・3・4・5」となる
2倍モンテカルロ法の実践方法
2倍モンテカルロ法は、ルーレットで2倍の配当が得られる賭け方で使用します。具体的には以下の賭け方が対象となります:
- 赤か黒(Red/Black)
- 奇数か偶数(Odd/Even)
- ハイかロー(1-18/19-36)
これらの賭け方は、勝率が約48.6%(ヨーロピアンルーレットの場合)と比較的高く、初心者でも扱いやすいシステムベットとなっています。
具体的な実践方法を見ていきましょう。
最初に「1・2・3」という数列を書き、両端の1と3を足した4単位(例えば4ドル)を賭けます。
ここで勝利した場合は両端の数字が消えてセット終了となり、新たな数列でスタート。
負けた場合は、賭けた4を右端に追加して「1・2・3・4」という数列になります。
3倍モンテカルロ法の実践方法
3倍モンテカルロ法は、ルーレットの3倍配当が得られる賭け方で使用します。主に以下の賭け方が対象です:
- ダズンベット(1-12、13-24、25-36)
- カラムベット(縦3列のいずれか)
勝率は約32.4%(ヨーロピアンルーレットの場合)となりますが、配当が3倍なので、うまく活用すれば大きな利益を期待できます。
実践のコツ:
- 同じ場所に賭け続けることで、判断に迷わない
- 数列は必ずメモを取る
- 1セットの目標を決めて、達成したら終了する
筆者の経験では、3倍モンテカルロ法は2倍よりも連敗時のリスクは高くなりますが、その分短時間での利益も期待できます。
モンテカルロ法のメリット・デメリット
長年カジノゲームを研究してきた経験から、モンテカルロ法の特徴を詳しく解説していきます。
モンテカルロ法のメリット
モンテカルロ法の最大の特徴は、計画的な資金管理ができる点です。
数列を使って賭け金を決めていくため、次のベット額が明確で、勝利時の利益も事前に予測することができます。
また、他のシステムベットと比べて、ベット額の上昇が緩やかなため、リスクを抑えたプレイが可能です。
もう一つの大きなメリットは、連勝する必要がない点です。
1回の勝利でセットが完了することもあるため、精神的なプレッシャーが少なく、落ち着いてプレイを続けることができます。
理論上では、2倍配当の場合約33%、3倍配当の場合約20%の勝率があれば、プラスに持っていくことが可能とされています。
さらに、初心者の方でも始めやすいという特徴があります。
ルール自体がシンプルで、メモを取りながら確実に進められるため、特別な知識や技術は必要ありません。
カジノゲームの経験が浅い方でも、基本的な手順さえ押さえれば、すぐに実践することができるでしょう。
モンテカルロ法のデメリット
モンテカルロ法を使用する際に最も注意すべきなのは、連敗時のリスク管理です。
負けが重なると数列が長くなり、それに伴ってベット額も増加していきます。
その結果、テーブルのベット上限に達してしまったり、用意した資金が足りなくなってしまうケースも考えられます。特に資金が少ない状態でプレイを始めると、このリスクが顕著になってきます。
また、この手法は時間をかけてじっくりと利益を積み上げていく性質があります。
一発大逆転を狙えるような攻略法ではないため、ある程度の時間的余裕を持ってプレイする必要があります。
数列の管理やベット額の計算のために、常にメモを取る必要があるのも、手間のかかる部分と言えるでしょう。
プレイできる環境にも制限があります。
メモを取りながらプレイする必要があるため、ランドカジノではスムーズな実践が難しいことがあります。
そのため、モンテカルロ法は主にオンラインカジノでの使用に適した手法だと言えます。
時間や場所に余裕があり、落ち着いてプレイできる環境で実践することをおすすめします。
モンテカルロ法のシステムベットとしての特徴
モンテカルロ法の最大の特徴は、他のシステムベットと比べてベット額の上昇が緩やかな点です。例えば:
- マーチンゲール法:4→8→16→32→64
- モンテカルロ法:4→5→6→7→8
最初のベット額と実行回数は同じですが、5回目でマーチンゲール法のベット額は既にモンテカルロ法の8倍になっています。
この違いは、資金管理の面で大きな意味を持ちます。
配当を考えても、モンテカルロ法の方が長期的に安定したプレイが可能です。
モンテカルロ法でルーレットの勝率を上げるためのポイント
モンテカルロ法を使って確実に勝利を積み重ねていくためには、まず適切な資金管理が不可欠です。
経験上、最初のベット額の20-30倍程度の資金を用意しておくことをおすすめします。
例えば1ベット10ドルなら、200-300ドルの資金があると安心してプレイできます。
また、1日の損失上限をあらかじめ決めておき、それを超えたら必ず終了するという規律も大切です。
利益が出た際は、その一部を必ず引き出すようにしましょう。
ゲーム選びも重要なポイントとなります。
モンテカルロ法を使う場合、「0」が1つだけのヨーロピアンルーレットがベストな選択です。
還元率が高く、システムベットとの相性も抜群です。また、テーブルのベット制限には十分な余裕があるものを選びましょう。
数列が長くなった際にベット額が増えても対応できる余裕が必要です。
さらに、自分の資金に見合った最小ベット額のテーブルを選ぶことで、長時間のプレイが可能になります。
実践時には、必ずメモを取る習慣をつけることが大切です。
数列の管理を確実に行い、1セットごとの目標額も明確に設定しておきましょう。
目標を達成したら、欲を出さずに速やかにプレイを終了することをおすすめします。
また、連敗が続いた場合は、一度プレイを中断して気分をリセットすることも効果的です。
筆者の経験では、これらの中でも特に資金管理が最も重要です。
システムベットは短期的な結果ではなく、長期的な勝率を重視する手法なので、一時的な負けにも耐えられる資金力が必要になります。
適切な資金管理があってこそ、冷静な判断が可能になり、結果として高い勝率につながっていくのです。
オンラインカジノでモンテカルロ法を活用!
オンラインカジノは、モンテカルロ法を実践するのに理想的な環境を提供してくれます。
メモを取る時間に余裕があり、周りの目を気にせずにじっくりとプレイできるのが大きな特徴です。
また、ベット額の計算にも十分な時間をかけられるため、より正確な判断が可能になります。
さらに、多くのオンラインカジノで提供されているボーナスを活用することで、リスクを抑えながらシステムベットを試すこともできます。
ルーレットの種類による違い
モンテカルロ法を活用する際は、プレイするルーレットの種類によって勝率や配当が大きく変わってきます。
最もおすすめなのは、「0」が1つだけのヨーロピアンルーレットで、還元率が約97.3%と高く、モンテカルロ法との相性も抜群です。
フレンチルーレットは特殊ルール(ラ・パルタージュ)があり、還元率は約98.65%とさらに高くなります。
一方、「0」と「00」の2つを持つアメリカンルーレットは、還元率が約94.7%とやや低めなので、できれば避けた方が無難でしょう。
効果的なセッション管理
時間管理の面では、1セッション30分程度を目安にし、疲れを感じたら必ず休憩を取るようにしています。連敗時には一度プレイを中断し、気持ちをリセットすることも大切です。
資金管理においては、セッションごとに使用する資金を明確に分け、利益が出たら必ずその一部を確保するようにします。また、あらかじめ定めた損失上限に達した場合は、迷わず終了することが重要です。
目標設定も忘れてはいけません。1日の利益目標をしっかりと決め、それを達成したら欲張らずに終了するという規律が、長期的な成功につながります。
ボーナスの活用
オンラインカジノでモンテカルロ法を実践する際、各種ボーナスを上手く活用することで、よりリスクの少ないプレイが可能になります。
オンラインカジノには入金ボーナスや入金不要ボーナスなど、様々な特典が用意されていますが、これらを賢く使うことで、自己資金の負担を抑えながらシステムベットを試すことができます。
例えば100%の入金ボーナスであれば、100ドルを入金すると、さらに100ドルのボーナスが追加されるため、合計200ドルの資金でプレイすることが可能になります。
これにより、モンテカルロ法に必要な資金を確保しやすくなります。
ただし、ボーナスには出金条件(賭け条件)が設定されていることがほとんどです。
たとえば、ボーナス額の30倍を賭ける必要があるといった具合です。
そのため、ボーナスを使う場合は、必ず出金条件を確認し、クリアできる見込みがあるかどうかを判断することが重要です。
ルーレットはスロットと比べて出金条件への貢献度が低く設定されていることが多いので、この点にも注意が必要です。
まとめ
モンテカルロ法は、ルーレットにおいて非常に効果的なシステムベットです。
適切な資金管理と冷静な判断を心がければ、着実に利益を積み上げていくことが可能です。
ただし、これは「必勝法」ではなく、あくまでも「賢明な賭け方」の一つだという認識を持つことが重要です。
ぜひ、この記事で解説した内容を参考に、実践してみてください。